| 北海道支部大会 |
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支部大会(2011年度) |
第25回北海道支部大会
日時: 2011年 7月 9日(土) 午後1時〜午後5時30分
場所: 北海道大学 情報教育館 3 階スタジオ型多目的中講義室
札幌市北区北17条西8丁目
講演:
「大学英文法の構築を目指して」 |
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岡田 伸夫(JACET副会長・大阪大学) |
(要旨)
英語語運用能力を育成するには4技能の基盤である文法力を身につける必要があります。しかし、文法力だけでコミュニケーションできるわけではありません。そのことを踏まえると、近年の中高の授業でコミュニケーション活動が中心になってきていることは間違いではないと思います。しかし、コミュニケーション能力の育成を目指す一方で、コミュニケーションを下支えする文法力に対する認識が希薄になったために、確かな文法力を身につけるに至っていないという現実は皮肉としか言いようがありません。
大学の英語の授業で学生が確かな文法力を身につけて大学に入ってきていることを前提にして授業をし始めると、とたんに立ち往生してしまいます。さほど文法能力がなくてもできる表面的なコミュニケーション活動にシフトするか、慌てて高校英文法を復習することになります。しかし、ひとたび大学レベルにふさわしい知的内容のコミュニケーション活動につなげようとすると、やはり高校英文法より一段上の大学英文法が必要になりますし、大学英語教育の最初から最後まで高校のremedial grammarを教えるわけにもいきません。大学生に一段上の大学英文法を教えなければならないことは当然のことです。
そうは言っても、拠り所とすべき大学英文法はどこにあるのでしょうか。高校でも大学でも、高校英文法が英文法双六の上り、言い換えると、高校英文法が学ぶべき英文法のすべてであるかのような受け取り方がなされているのが現実ではないでしょうか。大学英語教育が、高校レベルの学習英文法の内容とその指導法に全面的に依拠すると、結局は、大学生に大学英文法を提供することができないばかりでなく、現行の高校英文法の「意味」のない、形式中心の文法を教条的に指導するだけになってしまい、大学生にふさわしい英語力を開発することにはつながらないだろうと思います。
このジレンマを克服するには、中高の英語の授業で、中高にふさわしい文法内容を適切な方法で教えることと、近年の科学的英文法研究の成果を大学英文法に取り入れ、大学英文法を豊かにし、それを適切な方法で教えることが不可欠です。
ここで注意しておかなければならないことがあります。科学的英文法研究は、必ずしも学生の英語コミュニケーション能力の育成を直接の目的にしているわけではありません。また、科学的英文法研究の内容は、抽象度が高かったり、逆に、重箱の隅を突く些細なものであったり、必ずしも実際の英語使用の役に立つわけではありません。私たちがしなければならないことは、多様な英文法研究に目配りし、その中から目の前の自分の学生に必要な知識を拾い出し、それを学生が消化しやすい形に加工して提供することです。このような認識を持った大学英語教員が増えてくれば、大学英文法教育の質は確実に向上するでしょう。また、このような認識を共有する大学英語教員が協力し合って大学英文法の構築に向かえば、必ず大学英語教育が質的に改善されてくるはずです。
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研究発表:
| 1) 「 E-learning TOEIC preparation program evaluation: Effects and suggestions 」 |
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江口 均(北星学園大学) |
(要旨)
This study aims to examine the effects of an e-learning program for TOEIC preparation published by Asahi Press. Fifty students prepared for the TOEIC using the program and completed a post-program questionnaire.
The results offer both quantitative data regarding score improvement, and qualitative data concerning students' study behaviors, as well as suggestions for program improvement.
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| 2) 「 The influence of international attitudes, social importance of learning English, and perceived English competence on the possible L2 selves and learning experience 」 |
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菅原 健太(札幌大学非常勤講師・北海道大学大学院) |
(要旨)
Interest in exploring learner motivation using the possible selves approach in tertiary English education has been grown over recent years, since Dornyei (2005) proposed new theoretical framework, “the L2 motivational self system”. This seems to be attributed to the fact that in this globalized era, it has been more important to encourage students to envision English-related possible selves and define individuals' ideal self that may contribute to enhance self-regulation abilities for the acquisitions of professional knowledge and skills. In the theoretical consideration, the author has paid attention to the following belief and attitudinal concepts: social importance of learning English, perceived English competence (concerning the L2 self-confidence), and international posture (Yashima, 2002); these are assumed to have influence on the vividness and clearness of the possible English selves. Concerning the topic of the self-related motivation, general discussion will be presented based on the findings from the following his studies using statistical techniques: 1) the relationships of the aforementioned variables with the components of the L2 motivational self system; 2) the motivational differences among the student groups according to fields of study.
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シンポジウム: テーマ 「これからの文法指導を考える―現実認識から方向設定へ向けて」
司会:河合 靖(北海道大学)
講師:河合 靖(北海道大学)
横山 吉樹(北海道教育大学札幌校)
三ツ木 真実(北星短期大学非常勤・北海道大学大学院)
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| 支部大会(2010年度) |
第 24 回北海道支部大会
日時: 2010 年7月 10 日(土) 午後1時〜午後5時
場所:北海道大学 情報教育館 3 階スタジオ型多目的中講義室
札幌市北区北 17 条西 8 丁目
講演:
「英語教員の研修と評価の新しい枠組みを求めて−教育委員会への調査結果に基づいて」 |
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神保 尚武( JACET 会長・早稲田大学) |
(要旨)
英語教員対象の研修に関する全国統一的なガイドライン、および英語教員の評価に関する全国統一的な水準または基準の策定を目指して、教育委員会の指導主事を対象に調査を実施した。主な調査項目は、英語教員対象の免許更新講習・評価、英語教員研修の制度と内容、英語教員の研修評価、英語教員の段階別評価である。講演の中で調査結果を報告し、それに基づいて英語教員研修・評価の現状の考察と今後の方向性に関する議論を行う。
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研究発表:
| 1)
「英語語彙学習を支援する電子ポートフォリオ Retriever 2 の開発と汎用化に向けた検討」 |
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田中 洋也(北海道情報大学) |
(要旨)
学習者の自律的,継続的な英語語彙学習方略使用を支援することを目的に電子ポートフォリオシステム Retriever 2 を開発した。本発表では,システムの概要,授業での教育介入について報告する。また,一般無償公開を見据えた汎用化に向けての課題を整理,議論する。
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| 2)
「理想的言語自己と心的境界の薄さ ― 日本人英語学習者を対象にした研究」 |
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菅原 健太(札幌大学非常勤講師・北海道大学大学院) |
(要旨)
国際共通語としての英語を用いて自分が活躍する姿を描く学習者の認知的、情意的、ならびに行動的特徴について予備調査の結果をもとに考察する。また、本研究で扱う学習者要因は英語の産出能力にどのような影響を及ぼすか、その調査方法を考案する。
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シンポジウム:
| テーマ
「大学英語教員が行う社会貢献とその実際」 |
| 司会: |
横山吉樹(北海道教育大学札幌校) |
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| 講師: |
萬谷隆一(北海道教育大学札幌校)
佐々木智之(北海道工業大学)
河合靖(北海道大学) |

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| 全国大会(2009年度)北海道支部企画 |
支部特別企画 「変わる大学英語」
日時:2009年9月6日(日)午前
場所:北海学園大学(豊平キャンパス) 札幌市豊平区旭町4-1-40
参加対象: 中学生・高校生、ご家族の方、中学校・高校の教員など、来場者数260名
 開催趣旨: この市民交流イベントは、大学英語教育学会第48回大会のテーマである「大学英語カリキュラムの刷新」を広く社会に発信するものです。「将来の大学生」とご家族、関係者に、「変わる大学英語」について大学の取り組みとカリキュラムを直接、見て、聞いていただきます。大学に入るとどのような英語を学べるのか、また、どのような可能性が開けるのか、知って頂く機会とし、将来学びたい大学を決める際の参考としていだきます。
事例研究:
昭和女子大学、国際基督教大学、神戸市看護大学、広島修道大学の特徴ある英語教育カリキュラムの事例紹介と質疑応答。
ポスターセッション:
北海道地区・12大学、東北地区・2大学、関東地区・17大学、中部地区・3大学、関西地区・10大学、中国四国地区・5大学、九州沖縄地区・5大学、合計54大学が、各大学の特徴ある英語教育カリキュラムの内容を掲示し、パンフレット等の資料を配布しながら、説明と質疑応答。
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| 支部大会(2008年度) |
第23回北海道支部大会
日時:2008年7月5日(土) 午後1時〜午後5時30分
場所:北海学園大学豊平キャンパス 教育会館(AV4教室)
講 演:
(要旨)
英語は世界的普及に伴い、多様な種に分岐したが、近年交通・通信手段の驚異的な発達により、共通化・標準化が進んでいる。情報化社会で英語はどのように変わり、今後変わるのか。それをどう英語教育に生かすべきか。
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研究発表:
| 1) 「英語教師のための会話文法の構築をめざして」 |
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小林 敏彦 (小樽商科大学大学院) |
(要旨)
学校で教える伝統文法とネイティヴスピーカーの日常の会話の中の発話に見られる語彙・構文・語法の特徴を比較し、縮小、転換、拡張の3つの量的側面から再構築し、日々の文法指導の指針を示す。
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| 2)「教育実習に向けた模擬授業を効果的に行う方法−COLTに基づく授業分析の手法を用いて」 |
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志村 昭暢 (旭川実業高等学校) |
(要旨) 本研究では教育実習に向けて行われる模擬授業の効果を高めるため、COLTによる授業分析を行い、授業のコミュニケーション志向を示し、授業者に対して良い点や改善すべき点を指摘する方法について提案する。
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シンポジウム:
| テーマ 「国際交流で変わる大学英語:魅力ある英語カリキュラム」 |
| 司会: |
坂部 俊行(北海道工業大学) |
| 講師: |
中屋 晃 (北星学園大学) 「海外実習プログラムの実現に向けて」 |
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塩川 春彦(北海学園大学)「北海学園大学経営学部における国際交流事業」 |
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佐々木勝志(武蔵女子短大)「武蔵女子短大における海外語学研修の現状と課題」 |
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小野 真嗣(苫小牧高専)「遠隔授業を通した海外学術交流協定校との国際化推進事業について」 |
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高井 收 (小樽商科大学)「小樽商科大学短期留学プログラム協力科目として」 |
(要旨)
世界規模での情報化、国際化は、日本の各大学における国際交流事業の導入と推進をもたらしてきている。北海道における各大学の取組を報告し、国際交流が大学教育、日本人学生、留学生、教員、授業等にどのような影響を与えうるか考える。
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| 支部大会(2007年度) |
第22回北海道支部大会
日時:2007年7月7日(土) 午後1時30分〜午後5時40分
場所:藤女子大学 新館 6階 656室
講 演:
| 「ICTを活用した実践コミュニケーション能力の育成--早稲田大学の大胆な試み--」 |
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中野 美知子(早稲田大学) |
(要旨)
早稲田大学では、1999年よりICTを活用した異文化交流を実践している。2007年度になって、大学の教育方針のなかに組みこまれ、3200名の受講生を5000人規模に拡大したいという計画である。2種類の構想があり、同じ教え方で統一しようという考え方と様々なテーマに基づく交流案とがある。さて、どちらが良いのか、皆様のご意見も伺いながら、EFLの環境で育っている学生にとって、有効な教育方法を討議したい。
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研究発表:
| 1)「日本の英語授業における教師のL1、L2使用の量的研究の方法」 |
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志村 昭暢 (旭川実業高等学校・北海道教育大学旭川校大学院) |
(要旨)
授業におけるL1、L2使用の量的研究の方法として、これまで単語数を数える方法や使用時間を計測する方法が主に用いられて来た。それらの分析方法を比較し、日本の英語教育に即した量的研究の方法を提案する。
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| 2)「教職課程履修学生の授業案」 |
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石川希美 (苫小牧工業高等専門学校) |
(要旨)
教職課程を履修している大学生が作成した授業案や模擬授業を通してみられる傾向はどのようなものかを考察する。また、英語教員の作成した授業案とどのような違いがあるかを比較し、今後の課題を検討していく。
| 3)「英語多読授業の試みー学習者中心のリーディング授業の展開ー」 |
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竹村 雅史 (函館工業高等専門学校) |
(要旨)
本発表は、恒常的な学習活動を通して学習者(読み手)に時間を与え、自ら選んだ英文テキスト(Graded Readers)を読み進めてReadingの力を養成する学習者中心の英語多読授業を紹介する。
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| 支部大会(2006年度) |
第21回北海道支部大会 2006年7月8日(土)
シンポジウム(東北支部と合同)
「北海道・東北「英語教育」事始め・・・そして今」(司会:西堀ゆり) |
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その昔、東北・北海道には、見事な英語教育の花が開き、そして根付いていた。辺境の地にありながら、先進的な英語教育が創り出されたのは何故か?その源流を探りながら、東北・北海道の英語教育「温故知新」を行いたい。英語教師の教える力が問われる現代にあって、英語教育事始への旅は大きな示唆と励ましをもたらすものと期待している。 |
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| パネリスト |
1. 井上能孝(いのうえ よしたか)
函館日米協会副会長、日本英学史学会員、函館大学非常勤講師
「箱館&函館関係の英語教育事始めについて」
幕末の開港場・箱館に萌芽した英学のルーツに遡及し、諸術調所・英語稽古所・箱館洋学所など草創期の英語教育に言及し、さらに明治以降に創立された小学教科伝習所・商業学校・中学校との接点を解き明かしたいと志向している。
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2.千葉元信 (ちば もとのぶ)
大学英語教育学会 東北支部長
「東北英学に見られる英語教育事始めについて―齋藤秀三郎と英語辞書」
齋藤秀三郎(1866-1929)は仙台に生まれ、『熟語本位英和中辞典』(1915)『齋藤和英大辞典』(1928)・英文法書・英語教科書等200冊を超える書物を著した。ここでは英語辞書を取り上げてその後の英語教育・英語辞書に与えた影響や現代的意義を考察してみたい。
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3.西堀ゆり (にしほり ゆり)
大学英語教育学会 北海道支部長
「札幌農学校に見られる英語教育事始めについて」
1876年創立の辺境の地の「農学校」が、日本思想史・文化史に名を残す内村鑑三や新渡戸稲造、数多の英学者を生み出していった。また、宮部金吾や有島武郎などは学生時代に貧しい子供達のための「遠友夜学校」を作り出していった。その原動力は何か、札幌農学校のカリキュラムから迫ってみる。
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